営業が避けては通れない道。その一つが飛び込み営業です。しかし、飛び込み営業はなかなか結果が出ないものでもあります。何度も断られていると、そういうものだと分かっていても、やはり自信がなくなってしまうことでしょう。とにかく頑張るしかない。そう思って必死で訪問数を増やしても結果がついてこない。これ程、辛いことはないはずです。
そこで、今回は飛び込み営業を行う際に最低限知っておきたい挨拶とコツについて紹介させていただきます。

飛び込み営業に必勝はない！

厳しいようですが、最初にお伝えしなければいけないことがあります。それが、誰もが100%成功できる飛び込み営業の方法は存在しないということです。そんなこと分かっていると多くの人が思うことでしょう。しかし、ここを本当に理解出来ているかどうかが、大切になってきます。
飛び込み営業の成績がいい人と悪い人の差は何なのでしょうか？訪問数の数でしょうか？人当たりの良さでしょうか？それとも、見た目の良し悪しが関係しているのでしょうか？細かな部分では、確かにそういった部分も影響してきます。
しかし、最も大きな違いは何かというと、勝ちパターンを持っているかどうかという点になるのです。
飛び込み営業をする際に、成績が悪い営業マンはどのような訪問先でも同じパターンでお客様に接します。
一方で、成績がいい営業マンの場合、お客様に合わせたパターンをいくつか用意しておくのです。これが、最初のポイントとなります。
成績がいい営業マンはお客様と話すうちに、どのパターンでいくのかを瞬時に判断しているのです。
誰もが100%成功できる方法は存在しません。では、どうすればいいのか？
答えは、自分が勝ちやすいパターンを用意するということです。こちらも、100%というわけにはいかないでしょう。それでも、改善を繰り返していくうちに勝率を上げることは可能です。まずは、自分の得意パターンを過去の成功や失敗から探していくのです。

飛び込み営業は挨拶前から始まっている

飛び込み営業で失敗が続いていると、自信がなくなってきます。それが、表に出てしまうと成功するものも成功しません。例えば、挨拶をする時の音量を意識していますか？初めてお客様に見せる表情を自分で認識していますか？飛び込み営業は、話を聞いてもらわなければスタートすら出来ません。そして、話を聞いてもらうためには最初の壁をクリアする必要があるのです。その壁を突破するためには、挨拶が重要になります。
初めてお客様に見せる表情を確認したことがないのであれば、今すぐ鏡を用意して確認してください。その表情を見て、自分だったら話を聞こうと思うか考えるのです。駄目だと思ったら、何が駄目なのかを考えて改善してください。飛び込み営業だからといって、準備が必要ないのではありません。飛び込み営業だからこそ、準備が大切なのだと認識してください。

その他の事前準備とは？

表情や声のトーン、ボリュームを確認し終わったら次に全身を鏡でチェックしてください。相手に話を聞いてみようと思わせるだけの姿勢や姿をしていますか？靴は綺麗に磨けていますか？髪は整っていますか？相手に清潔感や誠実さを伝えられる格好をしていますか？
服装や髪形、靴の手入れ状況などは相手に好印象を与えるだけではありません。自分にも自信を与える効果があります。
鏡を見るたびに、手入れが行き届いた自分がうつるのです。その姿を確認して、改善点を改善していく。これだけ気を使っているのだから大丈夫という思いも生まれてくるでしょう。そして、その自信はお客様にも伝わります。自信がある営業マンが飛び込んで来たら話だけでも聞いてみようと思う人は少なくないのです。

まとめ

飛び込み営業は数を打たなければいけません。だからといって、一つ一つのお客様を簡単に扱うという意味ではないのです。事前に準備をして、いくつもの勝ちパターンを用意して挑む。これが、結果を出す飛び込み営業のコツなのです。

飛び込み営業の事前調査に営業リストの活用を

ただ闇雲に飛び込み営業するのではなく、業種業界別、エリア別に営業リストを作成し、ターゲットを絞って営業活動を続けるとより効率の良い営業ができるでしょう。
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